ムサシの印象に残った美術シリーズその2

Photo_2今から10年ほど前、井上靖の長編小説、【星と祭りと】に出てくる琵琶湖東岸に点在する、十一面観音様を、福井へお墓参りの途中下車をして、巡礼した事がありました。そのなかで、石道(いしみち)の観音様とお会いしたとたん、いっぺんに魅せられてしまいました。なんと優しいまなざしなんだろう。右手でわれわれ衆生をすくってくださるポーズがとても柔らかく表現されています。この仏様は堂守りがいません。近在の里人が交代でこの仏様を守っているのです。戦乱の世には土の中に隠して焼失から守ったそうです。けっして大きくはないお寺ですが、とてもほっとする場所【イヤシロチ)にいらっしゃいます。都合3回訪問していますが、いつも2時間程,対話させていただいております。人それぞれ波動の合う仏様が居られると思いますが、ムサシが死ぬときはきっとこの仏様が出現するような気がします。それほどすばらしい観音様です。

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村山槐多…夭折の天才画家

Photo_1この絵は20年ぐらい前、信州上田の郊外、別所温泉に子供2人連れで、車の旅の途中、立ち寄った信濃デッサン館というところで観た一枚です。赤の強烈なオーラに、僧が放尿しながら合掌しています。第一印象がとても深く作家の情熱が感じられました。その情熱がなんであるかはそのときはわかりませんでしたが、心にぐさりと刺さるものが確かにありました。それが既成の秩序に対する挑戦なのか、生への執着なのかは、観る人によって解釈は変わると思います。でも実際の絵と対面すると、村山槐多のものすごいエネルギーに圧倒されるはずです。美術に興味のある方は、近くへ立ち寄ったら是非ご覧になってみる価値はあると思います。

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